教科・科目と教科外活動など

教育課程は、教科・科目の目標や内容などを定めた教科課程(きょうかかてい)・学科課程(がっかかてい)などと、教科・科目以外のさまざまな活動からなる教科外活動(特別活動、旧: 特別教育活動)などの2つの部門から成り立っている。

第二次世界大戦前の日本における教育では、教科課程・学科課程などが教育課程のほぼすべてとも言えた。このため、教育課程については、どのような教科・科目をどれほどの時間数をかけて学習するのかということを中心に考えられていることも多い。しかし、教科・科目のみによって教育を発展させることが困難なこともあり、教科外活動などの重要な意義が認められ、一定の活動については、教育課程の一部として正式に規定されている。現代社会では、教科・科目とそれ以外の諸活動を連携させて教育課程を編成することも注目され、この2つの部門の組み合わせは、今日の教育において大切な要素になっている。

現在の学校教育においては、教科外活動として、学級活動・ホームルーム活動、児童会活動・生徒会活動(どちらも委員会活動を含む)、学校行事(運動会、学習発表会、修学旅行など)、クラブ活動[2](部活動とは異なる)などからなる特別活動と、道徳の時間や総合的な学習の時間、外国語活動などが、全員が行う活動として学習指導要領に規定されている。また、その他の教科外活動としては、各学校における状況に合わせて、校内清掃や地域社会との交流などが行われている。

一方で部活動など、生徒等が自発的に参加する課外活動もあるが、それらは本項における教育課程には含まれない。

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